ずわいがにの雌

ずわいがにの雌は、地域によってさまざまな呼名で呼ばれています。

※「鳥取県立 とっとり賀露かにっこ館」より転載

ずわいがにの雌は小さく、雄は大きいという特徴があります。
これは雌は親になって産卵するようになると、脱皮をしなくなりますが雄がには親になっても脱皮を繰り返し、成長を続けるためです。
雌がにが脱皮をしなくなるのは、成長に必要なエネルギーをも卵巣の成熟に使うためと言われています。
しかし、多くのかにでは雌雄による大きさの違いはほとんどなく、ガザミ(ワタリガニ)では雌のほうが大きいのです。

漁期は11月上旬~年末12月31日までの約2ヵ月間だけです。雄のずわいがにに比べ、大きさは一目で分かるほど小さく、お腹に卵を抱えています。

親がにの最大の魅力は、プチプチした食感の【外子】と、鮮やかなオレンジ色の未成熟の【内子】この2種類の卵と、濃厚な【かにみそ】です。

もちろん小ぶりながらも、脚や肩にも身が詰まっておりかにの旨みを楽しめます。
時期になると、地元では手ごろな価格でスーパーにも並び、家庭での冬の魅力のひとつです。

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