生活の移り変わり

浮遊期

プランクトン生活から海底生活へ

水深250ｍ前後の海底でふ化した幼生は、約３ヵ月間のプランクトン生活ののち、稚がにへ変態し、海底生活に入ります。
その場所はほぼ日本海全体とみられますが、水深200ｍよりもあさいところでは夏の高水温に耐えられないでしょうし、500ｍよりも深いところでは水圧に耐えられないと考えられます。

ふ化してから親がにになるまでの生活の移り変わり

思春期

生殖海域への集合

成長するにつれて次第に浅い海域に移動し、親になる1ないし2年まえには生殖海域と呼ばれる水深225ｍ付近に集まり、雌がには6～8月にかけて、生涯最後の脱皮を行い、その直後に交尾と初産卵を行います。

親がに

雌雄、離ればなれに

親になった雌がには水深250ｍの海域で集団生活を、雄がには300～400ｍの海域で分散生活をします。

※「越前町公共施設管理公社　越前がにミュージアム」より転載